ももこのひとりごと

ステップファミリー始めたら子宮頸がんになっちゃてどうする、私。

検査結果

大丈夫

クリニックで紹介された○〇病院にて、コルポ診を受けた。

結果は2週間後。

この2週間がとんでもなく長い。

楽しいことが待ってる2週間とは全然違う。と思いきやちょっと近い部分もあるのかもしれない。

私、楽しみが待ってるときは、当日がくるのがなんなら嫌、ぐらいの気持ちでいる。

楽しみが終わっちゃうのが悲しいから。遠足の準備が一番楽しい。そんな気持ち。

一方、検査結果に関しては早く知りたい、悪いほうに考えてしまう自分もいるけど、

心の底では大丈夫だと思っている。自分は病気にはならないという意味不明な自信。

実際健康診断だって「A」以外の結果見たことないし…

だから大丈夫なはず。早く問題ないって言われたい。

けど、もし大丈夫じゃなかったら… の堂々巡りで、結局は検査結果を知りたくないから当日にならないでほしい。

そんなことをごちゃごちゃと考えているうちに、いよいよ結果当日。

 

11時に予約していたので受付を済ませ待合室で待機。相変わらずの人・人。

時間潰しにブログを読んだり、うたた寝したり。

それにしても呼ばれない。時計は13時を回っていた。

私より後に来た人がどんどん呼ばれて、あんなにたくさんいた人が、2、3人になっている。

予約の意味。 

とそこに看護師さん登場。私の受付番号を読み上げる。

「はい…」

「ももこさん? ごめんなさいお待たせして。あのね、検査の予約とか今日決めたいから最後に回したいのだけど、お時間大丈夫?」

「だ…だいじょうぶです。」

「すみませんね。じゃあもう少しお待ちください。」

 

待って。今検査の予約入れるって言ったじゃない。

何の検査よ。え。やっぱり上皮内癌確定?

先輩ブロガーさんで予習済みなのよこっちは。

CTとかMRIとか次々と検査するんでしょ。

あー、やっぱり子宮なくなっちゃのかな。

 

上皮内がんの検索結果が並んだスマホの画面をぼーっと見ていると、ピコん♪という音と共に診察室前の掲示板に自分の番号が表示された。

診察室に入ると、例の眩しい女医さん。

椅子に座っても、女医さんの顔は電子カルテの方を見たまま。

「……はい。お待たせしてしまってすみません。あのー。」

と言いながら気まずそうにこちらに顔を向ける。

素直な人なのね。表情に出ちゃってますよ。

 

「今回上皮内癌の疑いということだったんですが、検査の結果、

子宮頸がんの診断が出てしまいました。」

 

「・・・えーっと。はい…。」

(!!!!!!!!??)

 

「3カ所から細胞を採りましたが、3カ所全てからがん細胞が見つかりました。

これからさらに詳しい検査をして、どのように治療していくか検討します。

子宮内に留まっているのか、転移があるのかなど調べていきます。

今日この後お時間あれば、CT検査をしたいのですがいかがですか?」

 

「・・はい。大丈夫です。」

(全然大丈夫じゃないです。上皮内がんで、まだがんになってないから子宮をとれば大丈夫です。

と言われる心持ちでいました。)

 

頭の中は大混乱、心臓バクバクしている私をよそに検査の予約システムがうまくいかず、女医さんと看護師さんがなにやら騒いでいる。

ほったらかしにされていることが、逆にありがたかった。

 

待合室でのフラグは上皮内癌ってことだと思ってたなぁ。

そっちかー。治る?治るよね? 

きっと顔には出ていなかったと思う。昔から何考えてるかわかんないってよく言われるし。

 

女医さん「急に言われても戸惑いますよね。なにか質問はありますか?」

「そ…うですね。」

声を出した途端、涙が込み上げてきたので言葉と一緒に飲み込んだ。

「大丈夫です。」

 

今日、大丈夫しか言ってないや。私。

 

「では、この後CTに入ります。MRIは2週間後になります。

その後、別の医師が担当になりますので詳しい検査結果をご説明しますね。」

 

促されるまま、点滴をされ、CT室へ連れていかれる。

「造影剤を入れると、あったかーくなっておもらししたみたいでびっくりするかもしれないけど大丈夫だからね。」

年配の看護師さんが笑顔で話してくれるのがありがたい。

CT自体は15分程度?で終わったと思う。痛くも痒くもない、看護師さんが言ってたあったかくなる感じも、あぁ今のこれがそうか。ぐらい。

 

家に帰り普段通りに振る舞おうとするも、蒼さんは、病院のことについて私が何も言ってこないことで何かを察知している様子。

あえて何も聞いてこない。

子どもたちが寝たあとで、言わなきゃと思い蒼さんに向き合ったが、なんて言っていいかわからず

「…ごめんね。」

言った瞬間抑えてたものが溢れて

涙が止まらなくなってしまった。

 

ごめんね。ごめんね。

 

落ち着くまで優しく背中をさすってくれた。

 

「がんだって。上皮内がんじゃなく、がん。子宮頸がんで、また詳しい検査をして治療法を決めるって」

「そっか。

とにかく詳しく調べてもらわないとね。

ももこさんは体のことだけ考えて、他のことは何も心配しなくていいから。

一緒に頑張ろうね」

 

蒼さんのトレーナーを涙でさんざん濡らした後、ベットに入り布団をかけてもらう。

「大丈夫だよ。」

蒼さんの言う大丈夫は安心するなぁ。

本当に大丈夫って思えちゃう。

私の言う大丈夫とは全然違うや。なんて考えているうちにいつの間にか眠っていた。

 

 

 

ごあいさつ

お立ち寄りいただきありがとうございます。

春巻を作ったときに、皮が1枚余ったのでベビーチーズを中に巻いて揚げたんですが、それがシンプルにものすごく美味しくて、それ以来春巻を作るときはわざと2枚ぐらい残し自分だけの楽しみにしています。

 

 

ももこ

 

 

 

#子宮頸癌#検査結果